
APR 24, 2026
Diverse computational strategies enable the discovery of p38α-MK2 molecular glues
多様な計算化学アプローチによる p38α–MK2 分子接着剤の創出
分子接着剤(Molecular Glues)は、タンパク質間相互作用を制御することで従来の創薬では困難であった標的に対する新たなアプローチを可能にするモダリティです。シュレーディンガーの研究では、p38α–MK2複合体を対象に、従来のオーソステリック阻害剤を上回る特性を有する分子接着剤の設計に成功し、in vivoにおけるTNFα低減効果を実証しています。本ウェビナーでは、FEP+を中核とした物理ベース計算に加え、AutoDesignerによる大規模化合物列挙、さらにAL-FEPや生成系AI/MLを組み合わせた多角的な設計戦略により、広大な化学空間を探索しつつ、多パラメータ最適化(活性・選択性・物性)を同時に達成したワークフローをご紹介します。本アプローチは、複雑なタンパク質間相互作用系や高難度ターゲットに対する分子設計の指針として、創薬研究における実践的な基盤を提供します。
Key Highlights
- FEP+を活用した分子接着剤設計と自由エネルギー評価
- 列挙手法×物理計算×AI/MLによる多目的最適化戦略
- 高難度ターゲットに対する実践的な計算創薬ワークフロー
Speaker

井川 英之
Senior Director, Schrödinger
京都大学にて化学の修士号を取得後、名古屋市立大学にて薬学の博士号を取得。武田薬品工業およびTri-Institutional Therapeutics Discovery Instituteにおいて、複数の低分子医薬品候補の創出に貢献しました。現在は、シュレーディンガーのプラットフォームを活用した創薬研究の推進に従事しています。