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MAR 18, 2026

Schrödinger デジタル創薬セミナー 23:
Rethinking the rules: Exploiting solvent exposed salt-bridge interactions with free energy perturbation simulations for the discovery of potent inhibitors of SOS1
創薬の常識を覆す: 溶媒露出型ソルトブリッジを活用したFEP解析によるSOS1高活性阻害剤の創出

従来のメディシナルケミストリーの“ルール”だけでは十分な活性向上が得られない場合、どのように設計戦略を再構築すべきでしょうか。

本セミナーでは、自由エネルギー摂動(FEP+)を活用した “predict-first” アプローチにより、SOS1 阻害剤創製において新たな設計指針を見出した事例をご紹介します。FEP+ シミュレーションを通じて、結合ポケット周辺に位置する溶媒露出型の酸性残基 (E906、E909)とのソルトブリッジ形成が、最大 750 倍の活性向上につながる重要な相互作用であることを明らかにしました。

本事例は、従来は設計対象とされにくかった領域を戦略的に活用することでポテンシーを大幅に向上できる可能性を示すものであり、他の創薬ターゲットへの応用も期待されます。SOS1 プログラムの具体的な検討プロセスとともに、溶媒露出型ソルトブリッジ相互作用を活用した新たな創薬戦略について解説します。

Key Highlights

  • 結合ポケットの非従来領域を探索し、ポテンシー向上につなげる新たな in silico 戦略を学びます。
  • FEP+ を活用した “predict-first” アプローチにより、溶媒露出型ソルトブリッジという設計要素を特定したプロセスを理解します。
  • この知見を他の創薬ターゲットへ展開した事例を紹介します。

Speaker

Abba Leffler

Senior Principal Scientist, Computational Chemistry, Therapeutics Group, Schrödinger

プリンストン大学で化学学士号を取得し、ニューヨーク大学メディカルスクールで神経科学の博士号を取得。 現在は、主任科学者として、低分子創薬プロジェクトをリードしている。